品龍寺ブログ

今ネットで話題の「正信念仏偈」

 

 

昨日、何気なくカープがどうなっているか気になり、

何気なく携帯を 見ていると、Twitterで話題になっている言葉の中に

「正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)」

がランクインしていました。

しかも話題急上昇中!

思わぬ「正信念仏偈」に、かなりとまどい

「ん?」「うーん??」と思わず二度見しました。

 

正信偈とは

 

『正信偈しょうしんげ(正信念仏偈しょうしんねんぶつげ)』とは、

正式にはお経ではなく、 浄土真宗を開かれた親鸞聖人によって著された仏教讃歌です。

七言・六十行・百二十句の漢詩の様式で、浄土真宗のエッセンスが凝縮され、

お念仏の教えや、お念仏を伝えれらたインド・中国・日本の7人高僧

の方々のことが書かれています。

 

本願寺第八代蓮如上人の時から日常の勤行(お勤め・読経)に用いられるようになり、

今でも朝夕の勤行として、多くの寺院、浄土真宗の門徒さん、

宗門校(浄土真宗系の学校)などでも読誦されています。

 

なじみ深いこの「正信念仏偈」がなぜ今話題になっているのか、

Twitterでのつぶやきを見てみると、

 

 

 

このツイートにたどり着きました。

浄土真宗のお坊さんのツイートが反響を呼び、インターネットで

話題になっていたんだと分かりました。

私も大塚愛さんの「さくらんぼ」が好きですし、よく聞いていましたが、

こんなこと、思ったことも感じたこともありませんでした。

 

そんなことより、こうしてインターネットを活用して

若い人にお念仏の教えや仏教のことを少しでも知ってもらえる

という可能性に驚きましたし、こういう方法もあるのかとただただ

感心し、現代社会と仏教を結ぶ可能性を感じて感動しました!

 

「さくらんぼ」と「正信偈」のリズムが一緒だということ、

あまり実感もなく、正直、共感もできなかったのですが、

最後の一言、

“隣どおし 阿弥陀とあたし さくらんぼ”

には一本取られました(笑)

まさにお念仏の教えを凝縮したありがたいお言葉でした。